ようこそミリシタへ。~デレミリ3Dモデル比較~
こちらはD@NPEN Advent Calendar 2020 10日目の記事です。
前日12/09は腹いーたーさんのデレ大阪2日目の感想 - hara_eaterのメモ書きの記事になります。
先月に行われたデレミリコラボの第一弾「Legit Crossover」お疲れ様でした!初の越境コラボということで運営の本気度が伝わってくるイベントでしたね。
目玉はなんといってもフレデリカ・志希の新規モデルです。
すげぇ~~!!!デレの子がミリシタで動いてる!!!わざわざ新しく3Dモデルを製作してくれるなんてミリシタ運営くんスゴイ、スゴすぎる
というわけでこの記事ではデレステとミリシタのフレデリカ・志希両モデルの比較を行っていきます。
まずは真っ先に視界に飛び込んでくる顔、印象が決まります。めちゃくちゃ重要。
・フレデリカ
一番の違いは「目」ですね。
ミリシタは卵型、デレステはまん丸。虹彩の位置や割合も異なっていて、目だけ見たらちょっと別人かと思ってしまいそうです。それだけデレデリカは「眼力」が凄い。なんだか狙われているような感覚に襲われます。
それでもやはりミリモデルでもフレデリカと認識できるのは髪、輪郭、まつ毛などの細部へのこだわりがあったからでしょう。顔のパーツ配置もほとんど一致しておりミリシタの画風に上手く落とし込まれていると思います。
・志希
これまた凄いのが出来ましたね。
デレ志希は丸い顔や目、顔のパーツが中央寄りであったりと童顔(ドール)の特徴が多くあります。それに対しミリ志希は鼻の位置が高く、口との距離も離れているので全体的に「お姉さん」度が強い印象です。「かわいい」よりも「美人」に振った感じ。髪のテクスチャがデレよりもシンプルな分、アイシャドウや下まつ毛が全面に押し出されてバッチリお目々になってます。
デレミリ両者ともに2Dのイラスト再現を重視しています。イラスト的に見えるアウトラインを出すために、モデルの反転ポリゴンを描画するという手法を取っています。これに加えてデレステは明度の調整をすることでより「ぽく」見せることに成功しました。ですがこれはあくまでモデルのMV特化型の性質をもつデレステの話。
一方でミリシタはセルルックに徹したモデルづくりをしています。コミュを始めとする多く場面で使用するため日常に溶け込むようになっているんですね。なので口や髪のハイライト、影をアニメ調にしているわけです。目なんてまるでアニマスみたい。
ところで志希の髪のボーン数どうなっているんでしょうね?CEDEC2020の資料によるとミリシタで一番多い紗代子でも50本となっています。志希は毛先が細かく分かれていて、加えてうねっているので結構な数になっていそうですが....
・体
ポリゴン数において最も違いが出ているのは体部分です。
デレステは約7000ポリゴンに対しミリシタは5500ポリゴンでつくられています。(ちなみにミライアカリは胸だけで2万ポリゴンあるらしい)
数が多ければそれだけ造形できるので華やかに見えますが、スマホで動く限界もあるのでテクスチャで補完しています。
衣装【レイジーレイジー】がデレステに実装されていないので厳密に比較することはできませんが、装飾の違いは明らかでしょう。宝石や真珠などを細かく作っているデレのモデル凄いですが、レースや生地の質感をテクスチャでカバーして上手く見せているミリシタのモデルも凄いです。
先程の「デレステのモデルはMV特化型」というのがこのこだわりに繋がっているのだと思います。カメラワークがアイドルに寄ることが多いためどれだけリッチに見せられるかが重要なポイントです。
ミリシタはその点どアップで描画することが少なく、どちらかと言うとステージにいるアイドル全体に目がいくことが多い印象です。こうした最適化の積み重ねのおかげで最大39人でのライブが実現したんですね。(デレは最大15人)
ミリシタがどのように最適化したか気になる方はこちら↓
【Unite Tokyo 2018】なんとっ!ユナイト!ミリシタをささえる『AKANE大作戦』とは?
・まとめ
デレキャラのミリシタへの越境は革新的なことでした。デレユーザーも割と好意的で、ミリシタも普段よりイベントアクティブ数が3割ほど増加。お互いにゲームの新たな拡張ができたということで非常によい足掛かりになったと思います。
来年2月にはD/Zealが出張してコラボイベントが開催されます。どの程度の内容なのかはまだ不明ですが、新規モデルが実装されるかどうかは気になる点です。サイゲくん頼んだ。
それではまた。